最勝院五重塔|弘前公園徒歩15分の穴場桜スポット

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最勝院五重塔|弘前公園徒歩15分の穴場桜スポット

最勝院五重塔は青森県弘前市に立つ国指定重要文化財で、江戸時代以前に建てられた五重塔としては日本最北端に位置する。均整の取れた美しい姿から「東北地方第一ノ美塔」と評され、拝観は基本無料、営業時間は9:00〜16:30。弘前公園から徒歩15分ほどの距離にあり、さくらまつりの散策コースにもう1か所組み込みやすい隠れた名所だ。

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📅 最終更新: 2026年8月5日

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最勝院五重塔とはどんな見どころがあるの?

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銅屋町の細い通りを歩いていくと、木々の隙間からふいに朱色の相輪が覗く。境内に足を踏み入れた瞬間、総高31.2mの塔が視界いっぱいに広がり、思わず足を止めて見上げてしまう高さだ。1層目に比べて5層目の屋根が半分ほどの大きさに絞られているため、下から見上げると実際の高さ以上に伸びやかな印象を受ける。

この五重塔は明治41年(1908年)に、青森県で初めて国の重要文化財(当時は国宝)として指定された。指定の際の説明文には「実ニ東北地方第一ノ美塔ナリ」と記されており、その評価は今も色褪せていない。江戸時代以前に建立され現存する五重塔は全国に22塔あるが、最勝院五重塔はそのうち最も北に位置する塔として知られている(出典: HIROSAKI Heritage)。

境内は五重塔だけでなく、本堂、仁王門、如意輪観音堂(通称・六角堂)、五智如来堂など複数の伽藍が並ぶ。ほかにも護摩堂、聖徳太子堂、薬師堂、庚申堂、鐘楼が境内に点在する(出典: Wikipedia「最勝院」)。なかでも五智如来堂は、5体すべてが立像で大日如来を通常の如来形に表すという、図像的に珍しい五智如来像を安置している。弘化3年(1846年)の再建で、棟札には廃寺となった末寺・五智山普光寺の本尊を本寺境内に移して再建した旨が記されている(出典: 弘前市公式サイトWikipedia「最勝院」)。参拝客の下駄の音や木々を渡る風の音だけが響く時間帯も多く、弘前城の賑わいとは対照的な落ち着いた空気が漂う。

最勝院が立つ一帯は「新寺町」と呼ばれる。慶安2年(1649年)の火災で弘前城東側の寺院街が焼失した後、南堀端の南に新たに整備された寺町にあたる(出典: Wikipedia「新寺町(弘前市)」)。城下防衛の一環として寺院が集められた歴史的な区画で、最勝院のほかにも複数の寺院が軒を連ねており、五重塔を目当てに訪れた参拝客が周辺の寺院街をあわせて散策する姿もよく見かける。

どんな歴史を持つ塔なの?

最勝院は室町時代後期の1532年、弘信上人という高僧が開いた真言宗智山派の密教寺院だ。津軽為信が津軽統一を果たした後、江戸時代に入り津軽藩が成立するが、その過程の戦で命を落とした敵味方双方の武士たちを供養するため、五重塔の建立が着工された。完成したのは江戸時代前期の1667年で、着工から完成までに長い年月を要したことになる。

戦の犠牲者を弔うために建てられたという由来を知ってから改めて塔を見上げると、静謐な佇まいの奥にある祈りの重みが伝わってくる。塔の内部は通常非公開だが、外から眺めるだけでも江戸初期の技術力の高さが伝わってくる均整美だ。そばに寄ってみると、木組みの継ぎ目一つひとつに長い年月分の風雪が刻まれているのがわかる。

新寺町という区画そのものが弘前城の防衛構想の一部として生まれた経緯を踏まえると、五重塔は単なる観光名所ではなく、城下町・弘前の歴史そのものを今に伝える建造物であることが見えてくる。境内をゆっくり歩きながらそうした背景に思いを馳せると、写真を撮るだけの訪問とはひと味違う時間になる。

拝観料・営業時間・アクセスは?

境内に入ると受付らしき窓口はなく、拝観は基本的に無料で行える。ただし桜期間(例年4月中旬〜5月上旬)、ねぷた期間(例年7月末〜8月上旬)、紅葉期間(例年10月中旬〜11月上旬)の期間中は有料拝観となる。料金は大人(高校生以上)800円、小中学生400円、小学生未満は無料で、団体20名以上は大人700円・小人300円である。なお有料期間の開始日・終了日は年によって前後し、弘前さくらまつりなど祭り本体の会期とも一致しない年があるため、訪問日が期間の境目にあたる場合は事前確認が確実だ(出典: 弘前市観光情報サイト「きてみて、ひろさき。」)。営業時間は9:00〜16:30で、季節により変更される場合があるが、休業日は設けられていない(出典: 青森県観光情報サイト Amazing AOMORI)。

住所は青森県弘前市銅屋町63、電話は0172-34-1123(出典: 弘前市観光情報サイト「きてみて、ひろさき。」)。JR弘前駅からは土手町循環100円バスに乗り「本町」で下車し徒歩約5分、弘南鉄道大鰐線「中央弘前駅」からは約700m・徒歩10分ほどの距離だ。弘南バスを利用する場合は「弘前高校前」で下車して徒歩1〜3分ほどで、路線バスの選択肢が複数ある点も訪れやすさにつながっている。境内には参拝者用の無料駐車場があるものの収容台数は5台程度と少なく、さくらまつり期間中は満車になりやすい。近隣にはリパーク弘前桶屋町など複数の有料コインパーキングが点在しているため、混雑期は徒歩圏の有料駐車場も選択肢に入れておきたい(出典: NAVITIME 周辺駐車場情報)。

桜・紅葉と五重塔のコラボ撮影スポットはどこ?

境内の枝垂桜が塔の朱色と重なる春先は、風が吹くたびに花びらが石畳に舞い落ち、シャッターを切る手が止まらなくなる。夏は新緑が塔の輪郭を柔らかく縁取り、秋には紅葉が五重塔の陰影を一段と際立たせる。冬場は雪をかぶった屋根が静けさを増し、四季それぞれに異なる表情を見せてくれるのがこの塔の魅力だ。

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2026年の弘前さくらまつりは会期が7日間前倒しされ、4月10日(金)〜5月5日(火)の開催となった。4月13日時点の予想では外濠の満開が4月15日、弘前公園内が4月17日ごろとされていた。外濠の水面を花びらが埋め尽くす「花筏」の見頃は4月20日〜24日ごろと見込まれていた(出典: 弘前さくらまつり公式サイト)。開花状況は年によって前後するため、訪問前には必ず公式サイトの最新更新を確認したい。

もう少し特別な体験を求めるなら、最勝院が2025年から始めた宿泊事業「寺泊(てらはく)」も選択肢に入る。1日1組(2〜3名)限定の宿泊で、閉門後の夜間ライトアップされた五重塔を境内側から独占できるほか、通常非公開の六角堂や五智如来堂の内部拝観、月輪観(瞑想)や護摩祈願の体験にも対応する。宿泊料金は1泊2人で19万8,000円〜27万5,000円と特別な価格帯だが、重要文化財の境内を独り占めできる体験は他では得がたい(出典: 弘前経済新聞)。

弘前公園からのモデルコースは?

弘前公園の追手門から最勝院までは車で約5分、徒歩では15分ほどかかる。距離にして公園から南東へ1kmほどの位置関係だ。桜まつりで賑わう公園の外濠沿いを歩いたあと、そのまま足を延ばして最勝院に向かうと、観光客で混み合う天守周辺とは対照的な静かな時間を過ごせる。

途中は中心商店街の土手町から本町へ抜けるルートが分かりやすく、JR弘前駅発の土手町循環100円バスとほぼ同じ道筋をたどることになる。公園での賑やかな花見から一転、五重塔の境内で静かに桜を見上げる時間は、同じ弘前でも全く違う旅の表情を見せてくれる。歩き疲れたら、土手町沿いには一息つけるスポットも多い。

弘前公園の営業時間内(さくらまつり期間中は夜間開園あり)に天守や桜のライトアップを楽しんでから最勝院へ向かう場合は、最勝院自体の営業時間が16:30までである点に注意したい。日中のうちに五重塔を先に訪れ、そのあと弘前公園でゆっくり花見をする順序で回ると、拝観時間を気にせず両方を満喫できる。

周辺のグルメ・カフェ情報は?

最勝院がある土手町・代官町エリアは弘前市の中心市街地にあたり、津軽そばや喫茶店などが点在する食べ歩きしやすい一帯だ。個別の店舗情報は入れ替わりも多いため、最新の営業状況は弘前市観光協会の公式サイトで確認するのが確実だ。参拝の前後に立ち寄れる店を探す場合は、公式の観光案内窓口や飲食店マップを併用すると失敗が少ない。

弘前公園周辺まで足を延ばせば、さくらまつり期間中は屋台も多く並ぶため、五重塔での静かな参拝と公園での賑やかな食べ歩きを一日で両方楽しめる組み合わせになる。参拝を終えて土手町方面へ戻る道すがら、津軽塗の店先や老舗和菓子店のショーウィンドウを眺めながら歩くだけでも、城下町らしい景観を楽しめる。

よくある質問(FAQ)

Q: 最勝院五重塔の拝観料はいくらですか?

A: 通常期は無料です。弘前さくらまつり・ねぷたまつり・菊と紅葉まつりに合わせた期間のみ有料拝観となり、大人(高校生以上)800円、小中学生400円、小学生未満は無料です(団体20名以上は大人700円・小人300円)。有料期間の日付は年により前後するため、訪問前に公式情報でご確認ください。

Q: 営業時間と休業日を教えてください。

A: 9:00〜16:30で、休業日は設けられていません。

Q: 弘前公園からどのくらいで行けますか?

A: 車で約5分、徒歩では15分ほどです。公園から南東へ1kmほどの距離にあります。

Q: 駐車場はありますか?

A: 境内に無料駐車場がありますが5台程度と少なく、さくらまつり期間中は満車になりやすいです。近隣の有料コインパーキングも選択肢に入れておくと安心です。

Q: 桜の見頃はいつ頃ですか?

A: 例年4月中旬から下旬が見頃の目安です。年によって開花時期が前後するため、訪問前に弘前さくらまつり公式サイトで最新の開花情報を確認してください。

Q: 五重塔以外にも見どころはありますか?

A: 境内には本堂、仁王門、六角堂(如意輪観音堂)、五智如来堂などの伽藍が並びます。最勝院がある一帯は「新寺町」と呼ばれる歴史的な寺院街で、周辺の寺院とあわせて散策する参拝客も多く見られます。

最勝院五重塔は、弘前公園の桜や天守だけでは味わえない、城下町の静けさと歴史の重みを同時に感じられる場所だ。弘前城や弘前公園といった混雑する定番スポットを一通り巡ったあとに立ち寄れば、同じ弘前の旅が静けさと奥行きを伴って記憶に残るはずだ。次に弘前を訪れる際は、桜まつりのモデルコースに最勝院五重塔をもう1か所加えてみてほしい。

この記事は2026年7月現在の最新情報をもとに作成しています。拝観料・営業時間・開催期間・料金は変更される場合があるため、訪問前には必ず最新の情報を各公式サイトでご確認ください。

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