青森のりんご狩りで秋を満喫しよう
青森県といえば、日本一のりんご生産地として全国的に有名です。特に8月から11月は、真っ赤に実ったりんごが収穫時期を迎え、県内各地の農園でりんご狩りが本格的にスタートします。
青森のりんごは、寒暖差のある気候と豊かな自然環境で育まれ、その甘さと瑞々しさは格別。農園では「ふじ」「つがる」「王林」など、様々な品種のりんごを味わうことができます。家族連れからカップル、友人同士まで、誰もが楽しめるりんご狩りは、青森観光の醍醐味のひとつです。
今回は、2025年最新情報をもとに、青森県内で特におすすめのりんご農園5選をご紹介。食べ放題情報やアクセス方法、それぞれの農園の特色を詳しく解説していきます。
おすすめりんご農園5選
1. 弘前市りんご公園(弘前市)
80種類2,300本のりんごが楽しめる充実の公園
弘前市りんご公園は、約5.2ヘクタールの広大な敷地に約80種、2,300本ものりんごの木があります。りんご狩り体験をはじめ、名産地ならではの美味しさを存分に味わえる施設も充実しています。
基本情報
- 所在地: 青森県弘前市清水富田字寺沢125
- 営業期間: 8月上旬~11月中旬
- 営業時間: 9:00~16:00
- 料金: 1kgあたり1,000円(りんご約3個程度、時期により変動)
- アクセス: JR弘前駅から車で約20分、弘南バス「常盤坂入口」下車徒歩7分
農園の特色 「生産体験園」では8月上旬~11月中旬までりんごのもぎとり体験ができます。もぎたての味は格別で、生育具合によって体験できる時期は変動しますので、事前確認をおすすめします。園路を自由に散策することもでき、りんご畑の向こうに岩木山を望む美しい風景も楽しめます。
「りんごの家」では、りんごをモチーフにした地元工芸品や、りんごのお菓子など約1,200種を販売。軽食コーナーではりんごカレー・りんごサンデー・シードルなどのりんごグルメを味わえます。「弘前シードル工房kimori」でのシードル飲み比べもおすすめです。
2. 津軽ゆめりんごファーム(弘前市)
特別栽培農産物認証取得の安心・安全な農園
津軽ゆめりんごファームは、農薬を青森県の慣行基準より7割以上削減し、化学肥料を全く使用していない「青森県特別栽培農作物」認証を取得しています。葉からの養分をたっぷり果実に蓄えるように育てた「葉とらず」りんごが特徴です。
基本情報
- 所在地:
- 観光農園: 青森県弘前市大字小沢字山崎44-4
- 直売所: 青森県弘前市大字悪戸字芦野156-1
- 営業期間: 8月中旬~11月上旬
- 営業時間: 9:00~16:00
- 定休日: 毎週水曜日
- 料金:
- 食べ放題(60分): 大人1,300円、子供(4-12歳)750円
- りんご2個お土産付き
- りんご狩り後、りんごジュースサービスあり
- アクセス: 弘前駅から車で約15分
- 予約: 来園予定の3日前までに予約推奨
- 電話: 0172-87-6089
農園の特色 8月中旬から11月上旬まで2品種以上のりんご狩り食べ比べを楽しむことができます。さくらんぼ(6月下旬~7月中旬)、ブルーベリー(7月中旬~8月中旬)、もも(8月上旬~9月上旬)など、りんご以外の果物の収穫体験も可能です。
3. 岩木山観光りんご園(弘前市)
岩木山の絶景とともに味わう極上のりんご
津軽の名峰・岩木山の南西部に位置し、岩木山を眺めながらりんご狩りができることで人気です。りんごのほか、桃、プラム、ネクタリン、梨など様々な果物の収穫体験ができます。
基本情報
- 所在地: 青森県弘前市百沢字寺沢120-3
- 営業期間: 7月下旬~11月中旬(果物により異なる)
- 営業時間: 9:30~16:00
- 営業日: 土日曜日営業、その他不定休のため要電話確認
- 料金:
- りんご狩り(40分食べ放題・2個お土産付き): 大人1,500円、小人1,000円、シルバー1,300円
- さくらんぼ狩り: 大人1,000円、子供600円
- もも狩り: 大人800円、子供600円
- アクセス: JR弘前駅から弘南バス「観光りんご園前」下車
- 電話: 0172-83-2746
農園の特色 りんごは夏緑から金星まで40種類を栽培。青森県の中でも寒暖差の大きい岩木山麓のりんごは、色づきがよく糖度も高いのが特徴です。岩木山が絶景のシャッターポイントとなっており、写真撮影スポットとしても人気です。
4. 黒石観光りんご園(黒石市)
高台からの絶景と甘いりんごが楽しめる
黒石観光りんご園は、広大な津軽平野と岩木山を一望できる高台に位置しています。黒石市では山の上でりんご栽培が盛んで、朝晩と日中の寒暖差が大きいことから、色づきがよく甘いりんごができます。
基本情報
- 所在地: 青森県黒石市浅瀬石龍ノ口
- 営業期間: 9月上旬~11月中旬
- 営業時間: 9:00~16:00
- 料金:
- りんご狩り体験: 4個1,100円(入園料込み)
- ※園内で食べることはできません(持ち帰りのみ)
- アクセス: 黒石ICを下りて右折、十和田方面へ(国道102号線)、すぐ一つ目の信号を右折(約5分)
- 電話: 0172-52-8898
農園の特色 昭和43年からりんご栽培を始め、現在は3代続く農園です。高台に位置するため、園内から岩木山や津軽平野の絶景を楽しめます。係員が案内・説明をしてくれるので、初めての方でも安心です。りんごの地方発送や黒石のお土産販売も行っています。
5. 森の中の果樹園(弘前市)
35ヘクタールの広大な敷地で時間無制限食べ放題
岩木山の裾野に広がる35ヘクタールという広大な体験型観光農園です。6月中旬から10月末にかけて季節の果物狩り体験を開催しており、入園料を支払えば園内でその時期に食べられる果物はすべて時間制限なしの食べ放題です。
基本情報
- 所在地: 青森県弘前市大字十面沢字轡426
- 営業期間: 6月中旬~10月末(りんご狩りは9月上旬~10月下旬)
- 営業時間: 9:00~17:00(最終受付16:00)
- 料金:
- 大人1,700円、中学生・シニア(70歳以上)1,400円、小学生1,000円、幼児600円
- 時間制限なし食べ放題
- アクセス: 弘前駅から車で約30分
- 電話: 080-1821-3059
- 予約: 団体の場合は事前予約(30名以上の場合は1週間前までに)
農園の特色 9月上旬は桃・ぶどう・梨、9月下旬~10月上旬はぶどう・梨・りんご、10月中下旬はぶどう・梨・りんご・柿と、複数の果物を同時に楽しめるのが最大の魅力です。とにかく広い敷地で、時間を気にせずゆっくりと果物狩りを楽しめます。
りんご狩りを楽しむためのポイント
服装・持ち物
服装
- 汚れても良い服装
- 歩きやすいスニーカー
- 帽子(日差し対策)
- 上着(朝夕の寒暖差対策)
持ち物
- ハンドタオル
- ウェットティッシュ
- カメラ
- エコバッグ(持ち帰り用)
ベストシーズン
青森のりんご狩りのベストシーズンは、品種によって異なります:
- 8月中旬~9月中旬: 夏緑
- 9月上旬~中旬: つがる、千秋
- 10月中旬~下旬: ジョナゴールド
- 10月下旬~11月下旬: 王林
- 10月下旬~11月中旬: ふじ、サンふじ
予約について
週末や祝日は混雑が予想されるため、事前予約がおすすめです。特に団体での訪問や特別なサービスを希望する場合は、必ず事前に農園に連絡しましょう。各農園によって予約の要否が異なりますので、訪問前に必ず確認してください。
注意事項
- 農園によっては「園内で食べることができない(持ち帰りのみ)」ところもあります
- 天候や生育状況により営業期間・時間が変更になる場合があります
- 必ず事前に農園に確認してから訪問することをおすすめします
- 料金や営業時間は変更される可能性がありますので、最新情報は各農園に直接お問い合わせください
まとめ
青森県のりんご狩りは、ただ果物を収穫するだけでなく、津軽の美しい自然と文化を満喫できる特別な体験です。今回ご紹介した5つの農園は、それぞれに個性があり、訪れる人の様々なニーズに応えてくれます。
家族連れなら時間無制限の「森の中の果樹園」、カップルには絶景の「岩木山観光りんご園」、充実した施設を楽しみたい方には「弘前市りんご公園」がおすすめです。
2025年の秋は、青森の大自然の中で育った極上のりんごを味わいに、ぜひ青森県を訪れてみてください。きっと忘れられない思い出になるはずです。
採れたてのりんごの美味しさと、青森の温かいおもてなしが、皆様の旅をより特別なものにしてくれることでしょう。

