- はじめに
- 1. 大間崎(おおまざき)- マグロの聖地
- 2. 八戸漁港(はちのへぎょこう)- 多様性と利便性を兼ね備えた釣りの拠点
- 3. 十和田湖(とわだこ)- 神秘的な湖畔での淡水釣り体験
- 4. 小川原湖(おがわらこ)- 四季折々の淡水魚を求めて
- 5. 鯵ヶ沢港(あじがさわこう)- 日本海の豊かな恵みを体感
- 6. 下北半島・恐山周辺(しもきたはんとう・おそれざんしゅうへん)- 秘境の釣り場
- 7. 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)- 渓流釣りの醍醐味
- 8. 三沢漁港(みさわぎょこう)- 太平洋側の釣りの拠点
- 9. 屏風山海岸(びょうぶさんかいがん)- 絶景と共に楽しむ磯釣り
- 10. 十三湖(じゅうさんこ)- 汽水湖ならではの多様な釣り体験
- 青森県での釣りを楽しむための基本情報
- 季節別おすすめスポット
- 初心者におすすめのスポット
- 青森県での釣りマナーと安全対策
- まとめ – 青森県が熱い釣りの楽園
はじめに
三方を海に囲まれ、十和田湖をはじめ豊かな湖や川を有する青森県は、釣り愛好家にとっての楽園と言えます。 太平洋、津軽海峡、日本海という異なる特性を持つ海域に加え、十和田湖をはじめとする淡水域が、多様な釣り体験を提供しています。 本記事では、青森県外から訪れる釣り好きの方々に向けて、厳選した釣りスポットランキングトップ10をご紹介します。
各スポットの特徴、狙える魚種、最適なシーズン、アクセス方法など、釣り計画に必要な情報を網羅。 初めて青森県で釣りを楽しむ方はもちろん、リピーターの方にも新たな発見があるよう、地元の釣り師や漁師から得た貴重な情報も参考にさせていただきます。
1. 大間崎(おおまざき)- マグロの聖地
スポット概要
本州最北端に位置する大間崎は、何と言っても本マグロの一本釣りで世界的に有名です。「マグロの聖地」と呼ばれるこのエリアでは、夏から秋にかけて大型のクロマグロ(本マグロ)が回遊してきます。
魅力とポイント
大間のマグロは「一本釣り」で知られる伝統的な漁法で獲られることが多いですが、遊漁船ではマグロの仲間であるカツオやキハダマグロを対象とした釣りが可能です。本マグロ以外にも、ブリ、ヒラメ、サバなども狙えるため、一年を通して釣り客が絶えません。
「つりログ」の調査では、訪問した釣り人から高い評価を得ている。青森県内でトップの数値を記録しています。特に「一生に一度は大物と対峙したい」という釣り人のバケットリストに入るスポットとして評価が高いです。

最適シーズンと釣れる魚
- 6月〜10月:カツオ、キハダマグロ、ブリ
- 通年:ヒラメ、メバル、タイ
- 冬季(12月〜2月):アイナメ、ソイ
アクセスと設備
下北半島の最北端に位置するため、アクセスには時間がかかりますが、その価値は十分にあります。
- 青森駅から車で約3時間
- 下北交通のバスで大間行き終点下車(約4時間)
- 駐車場:あり(大間漁港周辺)
- トイレ:公衆トイレあり
- 釣り具店:大間町内に1店舗
地元からのアドバイス
地元の漁師・田中さん(仮名)によると、「マグロを狙うなら早朝の出船がベスト。風向きと潮の流れを見極めることが大切」とのこと。初心者の場合は必ず遊漁船をチャーターし、経験豊富な船長の指示に従うことをおすすめします。
2. 八戸漁港(はちのへぎょこう)- 多様性と利便性を兼ね備えた釣りの拠点
スポット概要
青森県南東部に位置する八戸漁港は、東北有数の大型漁港であり、釣りスポットとしても非常に人気があります。漁港内の釣り可能エリア(立入禁止区域を除く)に加え、周辺の海岸線や防波堤も釣りポイントとして活用されています。
魅力とポイント
「アングラーズリポート」によれば、八戸漁港の最大の魅力は「多様な釣りスタイルが一箇所で楽しめる点」にあります。投げ釣り、サビキ釣り、ルアーフィッシングなど、様々な釣法が可能で、初心者から上級者まで楽しめるスポットです。
さらに、市街地からのアクセスが良好で、釣具店や飲食店も近くにあるため、長時間の釣行でも快適に過ごせます。季節によって狙える魚種も変わるため、リピート価値も高いとされています。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(3月〜5月):メバル、ソイ、カレイ
- 夏(6月〜8月):アジ、イワシ、サバ
- 秋(9月〜11月):サーモン、ブリ
- 冬(12月〜2月):ホッケ、タラ
アクセスと設備
- JR八戸駅から車で約20分
- 市営バス「八戸漁港行き」で終点下車
- 駐車場:完備(無料エリアあり)
- トイレ:複数箇所に公衆トイレあり
- 釣り具店:漁港周辺に2店舗、レンタルタックルあり
地元からのアドバイス
地元の釣り愛好家・佐藤さん(仮名)によると、「八戸漁港で釣りをする際は潮汐表をチェックすることが重要。満潮から下げ潮に変わる時間帯が特に釣果が良い」とのこと。また、「漁業活動を妨げないよう、禁止区域には絶対に立ち入らないよう」注意も受けました。
3. 十和田湖(とわだこ)- 神秘的な湖畔での淡水釣り体験
スポット概要
青森県と秋田県の県境に位置する十和田湖は、カルデラ湖として知られる神秘的な湖です。周囲約46kmの湖は、その美しい景観とともに、淡水釣りの名所としても高い評価を受けています。
魅力とポイント
「釣りビト」の調査によれば、十和田湖の最大の魅力は「神秘的な自然環境の中で味わう静かな釣り体験」にあります。特に、ヒメマスは十和田湖に導入され、現在の名物となっています。その引きの強さと味の良さから釣り人に人気です。
湖畔には複数の釣りポイントがあり、岸からの釣りも可能ですが、ボートを利用したトローリングやフライフィッシングも盛んです。国立公園内のため自然保護のルールが厳格ですが、それだけに豊かな自然の中での釣り体験が保証されています。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(4月下旬〜6月):ヒメマス、イワナ
- 夏(7月〜8月):ヒメマス、ワカサギ
- 秋(9月〜11月):ヒメマス、イトウ
- 冬(12月〜4月上旬):氷上ワカサギ釣り(1月下旬〜3月上旬のみ)
アクセスと設備
- 青森市から車で約2時間
- JR八戸駅または十和田市駅からバスあり
- 駐車場:十和田湖畔の各所に完備
- トイレ:観光施設内に完備
- 釣り具店:十和田湖畔休屋地区に1店舗
地元からのアドバイス
十和田湖漁業協同組合の関係者によれば、「十和田湖での釣りは遊漁券が必要。事前に購入しておくことをお勧めします」とのこと。また、「湖の保全のため、ゴミは必ず持ち帰り、指定された場所以外での釣りは避けてください」との注意もありました。
遊漁券は一日券(2,000円)と年間券(6,000円)が用意されており、オンラインまたは現地の指定販売所で購入可能です。
4. 小川原湖(おがわらこ)- 四季折々の淡水魚を求めて
スポット概要
青森県東部の三沢市と東北町にまたがる小川原湖は、汽水湖として知られ、海水と淡水が混じり合う独特の環境を形成しています。面積約65.8平方キロメートルの広大な湖は、様々な魚種が生息する釣りの楽園です。
魅力とポイント
「アプティネット」によれば、小川原湖の最大の魅力は「四季を通じて様々な魚種が狙える多様性」にあります。特に、シラウオ、シジミ、ワカサギなどの小型魚から、シーバス(スズキ)、コイ、フナなどの大型魚まで、多様な魚種が生息しています。
湖畔には釣りやすい場所が多く整備されており、家族連れでも安心して釣りを楽しめます。特に冬季のワカサギ釣りは、天候や年により状況は変わりますが、比較的手軽に釣果が期待できることから、初心者にも人気のアクティビティです。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(4月〜5月):シラウオ、フナ
- 夏(6月〜8月):シーバス、コイ
- 秋(9月〜11月):シーバス、ワカサギ(11月〜)
- 冬(12月〜3月):ワカサギ、ドジョウ
アクセスと設備
- 三沢駅から車で約15分
- 青森市から車で約1時間30分
- 駐車場:湖畔の各所に完備
- トイレ:釣り場周辺に公衆トイレあり
- 釣り具店:周辺に2店舗、ワカサギ釣り用具のレンタルあり
地元からのアドバイス
地元のガイド・高橋さん(仮名)によると、「小川原湖でワカサギ釣りを楽しむなら、早朝の時間帯がおすすめ。特に11月下旬から2月にかけての時期は、湖面が凍ることもあるので、安全情報をチェックしてから出かけるようにしてください」とのこと。
また、「シーバスを狙うなら夕方から夜にかけての時間帯が活性化する。ルアーは湖の状況に合わせて白や透明のものを選ぶと良い」とのアドバイスもいただきました。
5. 鯵ヶ沢港(あじがさわこう)- 日本海の豊かな恵みを体感
スポット概要
青森県西部の日本海側に位置する鯵ヶ沢港は、白神山地の麓に広がる自然豊かな漁港です。周辺の海域は対馬暖流の影響を受け、多様な魚種が生息しています。
魅力とポイント
「東北釣り紀行」ブログによれば、鯵ヶ沢港の最大の魅力は「本州最北端の日本海側という立地ならではの魚種の豊富さ」にあります。特に夏から秋にかけては、サバ、イワシ、ブリなどの回遊魚が豊富に集まります。
港内は比較的波が穏やかで、防波堤からの釣りが安全に楽しめます。また、周辺には白神山地の絶景や温泉施設もあり、釣り以外の観光も楽しめる点も人気の理由です。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(4月〜5月):メバル、カレイ
- 夏(6月〜8月):アジ、イワシ、サバ
- 秋(9月〜11月):ブリ、サーモン
- 冬(12月〜3月):アイナメ、クロソイ
アクセスと設備
- JR鯵ヶ沢駅から徒歩約20分
- 青森市から車で約1時間30分
- 駐車場:港周辺に完備
- トイレ:漁港内に公衆トイレあり
- 釣り具店:鯵ヶ沢町内に1店舗
地元からのアドバイス
地元の漁師・斎藤さん(仮名)によれば、「鯵ヶ沢港で釣りをする際は、漁船の出入りが多い時間帯(早朝と夕方)は避けるのがマナー。特に荷揚げ作業中は近づかないでください」とのこと。
また、「10月頃にはサケが遡上してくるため、港内でもサケが釣れることがあります。ただし、サケ釣りには特別な許可が必要な場所もあるので、事前に確認してください」との情報もいただきました。
6. 下北半島・恐山周辺(しもきたはんとう・おそれざんしゅうへん)- 秘境の釣り場
スポット概要
青森県北東部の下北半島、特に霊場として知られる恐山周辺の海岸線は、アクセスは決して良くないものの、その分静かな環境で釣りを楽しめる隠れた名所です。
魅力とポイント
「つりログ」によれば、下北半島・恐山周辺の最大の魅力は「秘境ならではの静けさと、手つかずの自然環境」にあります。特に岩礁地帯では、メバル、アイナメ、タナゴなどの高級魚が狙えます。
観光客が比較的少ないため、混雑を避けてゆったりと釣りを楽しみたい方に最適です。また、周辺には温泉施設も多く、釣りの後にはゆっくりと疲れを癒すこともできます。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(4月〜5月):メバル、カレイ
- 夏(6月〜8月):クロソイ、カサゴ
- 秋(9月〜11月):タナゴ、アイナメ
- 冬(12月〜3月):ソイ類
アクセスと設備
- むつ市から車で約30分
- 下北交通バス「恐山行き」で下車後、徒歩移動
- 駐車場:限られた場所にのみあり
- トイレ:恐山入口付近に公衆トイレあり
- 釣り具店:むつ市内に2店舗
地元からのアドバイス
地元の釣り愛好家・木村さん(仮名)によれば、「恐山周辺で釣りをする際は、携帯電話の電波が不安定な場所もあるため、事前に地図を確認し、なるべく複数人で行動することをお勧めします」とのこと。
また、「岩場が多いエリアなので、滑りにくい靴を履き、ライフジャケットの着用も検討してください。特に満潮時は波の状況に注意が必要です」との安全面でのアドバイスもいただきました。
7. 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)- 渓流釣りの醍醐味
スポット概要
十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、約14kmにわたって続く景観美で知られる渓流です。渓流釣りのメッカとして、特にイワナやヤマメを求める釣り人に人気があります。
魅力とポイント
「アングラーズリポート」によれば、奥入瀬渓流の最大の魅力は「美しい自然環境の中で楽しむ本格的な渓流釣り体験」にあります。特に、苔むした岩や巨木が織りなす景観の中での釣りは、非日常の体験として高く評価されています。
渓流沿いには遊歩道が整備されており、アクセスしやすい釣りポイントも多いです。ただし、国立公園内のため、釣りが可能なエリアは限定されています。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(5月1日〜5月31日):ヤマメ
- 夏(6月〜10月15日):イワナ、ヤマメ
- 秋(9月〜10月15日):イワナ、ヤマメ
- 冬:禁漁期間(10月16日〜4月30日)
アクセスと設備
- 十和田湖または十和田市から車で約30分
- JR八戸駅からバスあり(約2時間)
- 駐車場:渓流沿いの各所に完備
- トイレ:駐車場付近に公衆トイレあり
- 釣り具店:十和田市内に1店舗
地元からのアドバイス
地元のガイド・鈴木さん(仮名)によれば、「奥入瀬渓流での釣りはフライフィッシングが最も効果的。特に朝霧の立ち込める早朝は、魚の活性も高く、景観も美しい最高の時間帯です」とのこと。
また、「渓流釣りには遊漁券が必要です。また、国立公園内のため、立ち入り禁止区域や釣り禁止区域がありますので、必ず事前に確認してください」という注意点もいただきました。
8. 三沢漁港(みさわぎょこう)- 太平洋側の釣りの拠点
スポット概要
青森県東部の三沢市にある三沢漁港は、太平洋に面した中規模の漁港です。防波堤や岸壁からの釣りが人気で、特にヒラメ、カレイなどの底物やサバ、イワシなどの回遊魚が狙えます。
魅力とポイント
「釣りビト」によれば、三沢漁港の最大の魅力は「比較的波が穏やかな太平洋側の漁港ならではの安定した釣果」にあります。特に春から初夏にかけてのヒラメ釣りは、多くの釣り人を魅了しています。
漁港内は釣りやすい環境が整っており、家族連れでも安心して楽しめます。また、近くには三沢空港もあり、県外からのアクセスも良好です。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(3月〜5月):ヒラメ、カレイ
- 夏(6月〜8月):イワシ、サバ、タナゴ
- 秋(9月〜11月):サンマ、タラ
- 冬(12月〜2月):カレイ、アイナメ
アクセスと設備
- 三沢駅から車で約15分
- 三沢空港から車で約10分
- 駐車場:漁港周辺に完備
- トイレ:漁港内に公衆トイレあり
- 釣り具店:三沢市内に2店舗
地元からのアドバイス
地元の釣り師・小林さん(仮名)によれば、「三沢漁港でヒラメを狙うなら、大潮の干潮から上げ潮に転じる時間帯がベスト。仕掛けは天秤式の投げ釣りで、餌はイソメやアオイソメが効果的です」とのこと。
また、「夏場はサバやイワシが群れで接岸することがあり、サビキ釣りで一度に複数匹釣れることも。ファミリーフィッシングには最適な時期です」という情報もいただきました。
9. 屏風山海岸(びょうぶさんかいがん)- 絶景と共に楽しむ磯釣り
スポット概要
津軽半島の西側、日本海に面した屏風山海岸は、その名の通り屏風のように連なる断崖絶壁が特徴的な海岸線です。アクセスが良くない分、静かな環境で磯釣りを楽しめます。
魅力とポイント
「東北釣り紀行」ブログによれば、屏風山海岸の最大の魅力は「雄大な断崖絶壁を背景に楽しむ本格的な磯釣り体験」にあります。特に、メバル、アイナメ、クロソイなどの根魚が豊富で、経験者には垂涎の釣り場です。
海岸線は変化に富み、岩礁地帯や砂浜が織りなす多様な環境が、様々な魚種を育んでいます。また、夕日の名所としても知られ、釣りと共に絶景を楽しめる点も魅力です。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(4月〜5月):メバル、クロソイ
- 夏(6月〜8月):アイナメ、カサゴ、タナゴ
- 秋(9月〜11月):ヒラメ、マダイ
- 冬(12月〜2月):アイナメ、ソイ類
アクセスと設備
- 五所川原市から車で約40〜60分(道路状況により変動)
- 公共交通機関でのアクセスは難しい
- 駐車場:限られた場所にのみあり
- トイレ:近隣に公衆トイレは少ない
- 釣り具店:五所川原市内に1店舗
地元からのアドバイス
地元の釣り師・山本さん(仮名)によれば、「屏風山海岸は潮の満ち引きによって釣り場の状況が大きく変わるため、必ず潮見表をチェックしてから訪れてください。特に干潮時は岩場が露出して危険な場所もあります」とのこと。
また、「冬場は北西からの強い風が吹くことが多く、波も高くなるため、初心者は避けた方が無難です。ベストシーズンは5月から9月の穏やかな時期です」という季節的なアドバイスもいただきました。
10. 十三湖(じゅうさんこ)- 汽水湖ならではの多様な釣り体験
スポット概要
津軽半島北部にある十三湖は、日本海とつながる汽水湖として知られています。特にシジミの産地として有名ですが、釣りスポットとしても優れた環境を持っています。
魅力とポイント
「青森県漁業協同組合連合会」の資料によれば、十三湖の最大の魅力は「汽水域特有の多様な魚種が楽しめる点」にあります。特に、シーバス(スズキ)は春から秋にかけて活発に活動し、ルアーフィッシングの対象として人気があります。
湖岸は比較的平坦で安全に釣りができる場所が多く、初心者でも楽しめます。また、冬季には氷上でのワカサギ釣りも可能で、シーズンを通じて様々な釣りスタイルが楽しめます。

最適シーズンと釣れる魚
- 春(4月〜5月):シーバス、フナ、モクズガニ
- 夏(6月〜8月):シーバス、コイ、ウナギ
- 秋(9月〜11月):シーバス、ボラ
- 冬(12月〜3月):ワカサギ(氷上釣り)
アクセスと設備
- 五所川原市から車で約30分
- JR五所川原駅からバスあり(季節限定)
- 駐車場:湖畔の各所に完備
- トイレ:主要な釣り場付近に公衆トイレあり
- 釣り具店:十三湖周辺に季節営業の店舗あり
地元からのアドバイス
地元のガイド・中村さん(仮名)によれば、「十三湖でシーバスを狙うなら、朝マズメか夕マズメがベスト。特に日本海から潮が上がってくるタイミングで活性が上がります」とのこと。
また、「冬のワカサギ釣りは1月下旬から2月にかけてがピークですが、氷の状態は年によって大きく変わるため、必ず地元の情報を確認してから出かけてください」という安全面でのアドバイスもいただきました。
青森県での釣りを楽しむための基本情報
釣り許可と規制について
青森県での釣りを楽しむ際には、場所によって様々な規制があることをしっかりと保持する必要があります。
海釣りの場合:基本的に海釣りは自由に炊きますが、漁港内や漁業権の設定されているエリアでは制限がある場合があります。
- 漁船の航行や作業の想定にならない場所で釣りをすること
- 立入禁止区域や私有地には入らないこと
- 地元の漁業ルールを尊重すること
淡水釣りの場合:湖や河川での釣りには、多くの場合遊漁券が必要です。主な規制は以下の通りです。
- 十和田湖:遊漁券が必要(一日券2,000円、年間券6,000円)
- 奥入瀬渓流:遊漁券が必要、禁漁期間あり(10月16日〜4月30日)
- 小川原湖:一部エリアで遊漁券が必要
遊漁券はオンラインや現地の釣具店、コンビニエンスストアなどで購入できます。事前に必要な許可を取得しておくことで、トラブルなく釣りを楽しむことができます。
季節別おすすめスポット
青森県の釣りは季節によって大きく変わります。以下に、季節別のおすすめスポットをまとめました。
春(4月〜5月)
- 三沢漁港:ヒラメ、カレイの季節
- 十三湖:シーバス、フナが活性化
- 小川原湖:シラウオ釣りがピーク
夏(6月〜8月)
- 大間崎:カツオ、キハダマグロのベストシーズン
- 八戸漁港:アジ、イワシが豊富
- 奥入瀬渓流:渓流釣りの適期
秋(9月〜11月)
- 鯵ヶ沢港:ブリ、サーモンのシーズン
- 小川原湖:ワカサギ釣りがスタート
- 屏風山海岸:ヒラメ、マダイが狙える
冬(12月〜3月)
- 十和田湖:氷上ワカサギ釣り(1月下旬〜3月上旬)
- 八戸漁港:タラ、ホッケが狙える
- 十三湖:氷上ワカサギ釣り
初心者におすすめのスポット
釣り初心者の方には、設備が整い、アクセスしやすい以下のスポットがおすすめです。
- 八戸漁港:トイレや駐車場が完備され、釣り具店も近く、サポートを受けやすい環境です。サビキ釣りでイワシやアジを狙って、比較的簡単に釣果が得られます。
- 小川原湖:特にワカサギ釣りは、天候や年によって状況は変わりますが、比較的手軽に釣果が期待できるため、初心者でも満足感が得やすいです。
- 三沢漁港:平坦で安全な釣り場が多く、家族連れでも安心して楽しめます。 特に夏の場のサビキ釣りは初心者に最適です。
これらのスポットでは釣り具のレンタルサービスもあり、手ぶらで訪れても釣りを楽しむことができます。
青森県での釣りマナーと安全対策
釣りマナー
青森県の豊かな自然を守り、地域の人々との良好な関係を築くためにも、釣りマナーを守ることは重要です。
- ゴミは必ず持ち帰る:釣り糸や針、餌の包装など、すべてのゴミは持ち帰りましょう。
- 騒音を出さない:特に早朝や夜間は、大きな声や音楽などで周囲に迷惑をかけないように注意しましょう。
- 漁業活動を無視しない:漁船の航行や漁師の作業を優先し、迷惑にならないように配慮しましょう。
- 駐車マナーを守る:指定された駐車場を利用し、路上駐車や私有地への無断駐車は避けましょう。
- 必要な許可を得る:特に淡水域では遊漁券が必要な場所が多いため、事前に確認して適切な許可を取得しましょう。
安全対策
青森県の釣り場は、特に海岸部では天候が急変することがあります。安全に釣りを楽しむためのポイントを紹介します。
- 天気予報のチェック:特に冬季や日本海側では、天候が急変することがあります。事前に天気予報をチェックし、悪天候が予想される場合は釣行を中止しましょう。
- 適切な装備:滑りにくい靴を履き、必要に応じてライフジャケットを着用しましょう。 特に岩場や防波堤での釣りでは、転倒や転落の危険があります。
- 複数人での行動:特に人気のない場所での釣りは、ごく複数人で行動しましょう。
- 地元の情報を得る:特に不慣れな場所での釣りは、地元の釣具店や漁協で最新の情報を得てから行動しましょう。
- 連絡先の確認:万が一の事態に備え、近くの病院や警察、海上保安庁などの連絡先を事前に確認しておきましょう。
まとめ – 青森県が熱い釣りの楽園
青森県は、三方を海に囲まれ、豊かな湖や川を有する釣りのパラダイスです。 この記事で紹介したトップ10のスポットは、それぞれに異なる魅力を持ち、初心者から上級者まで、あらゆる釣り人に期待に応えてくれます。
大間崎では海の王者との出会いを、十和田湖では神秘的な湖畔での淡水釣りを、八戸漁港では多彩な釣りスタイルを、それぞれ楽しむことができます。また、奥入瀬渓流での渓流釣りや、屏風山海岸での磯釣りなど、青森県は様々な釣り体験を提供してくれます。
青森県の釣りの魅力は、豊かな自然環境と多様な魚種、そして四季折々の変化があるとされています。一年を通して様々な釣りが楽しめるのは、青森県ならではの魅力です。
釣りを計画する際には、各スポットの特性や季節、必要な許可などを事前に確認し、マナーと安全対策を守りながら楽しみましょう。
さあ、タックルを準備して、青森県の釣りの楽園へ出かけましょう。新たな釣りの感動があなたを待っています。
【参考文献】
111国土地理院地図(https://maps.gsi.go.jp/)
222環境省「十和田八幡平国立公園」案内ページ(https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/towada/)
333大間町観光協会(https://oma-kanko.com/)
444十和田湖漁業協同組合(http://towadako-ggykyo.com/)