青森海鮮グルメ旅行プラン〜2泊3日で制覇する絶品ルート〜

青森海鮮グルメ旅行プラン〜2泊3日で制覇する絶品ルート〜 海鮮
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青森県は日本海、太平洋、津軽海峡に囲まれた海の幸の宝庫です。この2泊3日のプランでは、八戸、青森市、下北半島(大間)を巡り、青森の誇る海鮮グルメを存分に堪能できるルートをご紹介します。季節ごとの旬の味覚と観光スポットを組み合わせた、美食と文化を同時に楽しめる旅の提案です。

【1日目】八戸エリア:太平洋の恵みを満喫

朝:八戸到着

  • アクセス:東京から東北新幹線はやぶさで約2時間45分〜3時間
  • レンタカー:JR八戸駅でレンタカーを借りるのがおすすめ

午前:八食センターで朝食&市場散策

  • 場所八食センター(八戸市河原木)
  • おすすめメニュー
    • 海鮮丼(新鮮なイカ、サバ、ウニなど地元の海の幸が満載)
    • 八戸せんべい汁(B-1グランプリで有名になった郷土料理)
  • ポイント:市場内を散策して地元の海産物を見学。お土産購入も可能

昼:種差海岸でピクニックランチ

  • 場所:種差海岸(八戸市鮫町、三陸復興国立公園内)
  • おすすめ:八食センターで購入した「いちご煮」の缶詰を持参
    • いちご煮:ウニとアワビの吸い物。お椀に盛り付けた際の、乳白色の汁に沈む黄金色のウニの姿が、朝もやの中に霞む野いちごのように見えることから名付けられたとされる郷土料理。
  • 散策:天然芝生が海岸線まで広がる美しい景観を楽しむ

午後:八戸市内散策 または 館鼻岸壁朝市(日曜早朝)

  • 【おすすめ①:市内散策】 蕪島(ウミネコの繁殖地として有名、蕪嶋神社)や、マリエント(水産科学館)などを訪れる。
  • 【おすすめ②:館鼻岸壁朝市 ※日曜早朝限定】
    • 場所:館鼻岸壁(八戸市新湊)
    • 体験:毎週日曜日の日の出~午前9時頃まで開催される日本最大級ともいわれる巨大朝市。新鮮な魚介類、野菜、惣菜、工芸品など約300の店が並ぶ。(※旅程が日曜日に合わない場合は訪問できません)
    • ポイント:特に「八戸前沖さば」の加工品などが人気。活気あふれる市場の雰囲気を楽しむ。

夕食:八戸の横丁(みろく横丁など)で海鮮居酒屋巡り

  • 場所みろく横丁(八戸市三日町・六日町)など、市内に点在する風情ある横丁。
  • おすすめ店
    • 八戸前沖さばの刺身や炙りを提供するお店を探してみましょう。
    • 地元の日本酒「陸奥八仙」(八戸酒造)などと、新鮮な海鮮料理のペアリングが楽しめるお店が多数あります。
  • ポイント:複数の小さな居酒屋を「はしご」して様々な料理を少しずつ楽しむのが横丁巡りの醍醐味。

宿泊:八戸パークホテル

  • 特徴:市内中心部に位置し、温泉大浴場完備。
  • 朝食:地元食材を使った和洋バイキングが楽しめる。

【2日目】青森市から下北半島へ:津軽海峡と陸奥湾の幸

朝:八戸から青森市へ移動

  • 所要時間:車で約1時間半(東北自動車道経由)

午前:青森魚菜センター(古川市場)

  • 場所:青森市古川
  • おすすめメニュー
    • のっけ丼(市場で食券を購入し、好きなネタをご飯にのせて自分だけの丼を作る人気システム)
    • ホタテ焼き(陸奥湾産の大粒ホタテをその場で焼いてくれる店も)
  • ポイント:「青森県観光物産館アスパム」も近くにあり、観光情報収集やお土産探しにも便利

昼:A-FACTORY でランチ

  • 場所:青森市柳川(青森駅近く)
  • おすすめメニュー
    • 地元食材を使ったガレットやパスタ、季節のコース料理(内容は時期により異なる)
    • 併設の工房で作られる、青森県産りんご100%のシードル(発泡酒)
  • ポイント:青森ベイブリッジと港を一望できるテラス席(冬季閉鎖の場合あり)や、おしゃれな雰囲気のマルシェも併設。

午後:青森から大間へ移動

  • 所要時間:車で約3時間(下北半島縦貫道路などを利用し北上)
  • 途中寄り道
    • むつ市大畑「トトノエ」:海を眺めながら地元食材のカフェメニューで休憩
    • 尻屋崎:下北半島の北東端に位置する岬。寒立馬(かんだちめ)と灯台の風景を見学。

夕食:大間のマグロ料理

  • 場所:大間町内のマグロ料理専門店(例:「魚喰いの大間んぞく」「浜寿司」など。事前に調べて予約するのがおすすめ)
  • おすすめメニュー
    • 大間まぐろ丼や、赤身・中トロ・大トロの握り・刺身の食べ比べ
    • マグロのカマ焼きや、希少部位を使った料理(提供は店や時期による)
  • ポイント:人気店は早めの予約が必須。 大間のマグロは「一本釣り」の伝統漁法で知られる最高級ブランド。

宿泊:サンホテルおおま

  • 特徴:大間港を望む絶景の宿。温泉露天風呂あり。
  • 夕食プラン:マグロづくしの宿泊プランも選択可能。

【3日目】下北半島から青森市へ:最後の海鮮三昧

朝:大間崎散策

  • 体験:本州最北端の碑やマグロ一本釣りモニュメントを見学。津軽海峡を望む。運が良ければマグロ漁船の出港が見られることも。
  • おすすめ:大間崎周辺の食堂で朝食(例:「魚喰いの大間んぞく」など。早朝営業しているか事前に要確認)。大間ではイカも水揚げされるため、イカメンチなどを提供する店もある。

午前:大間から下北半島南下

  • 途中寄り道
    • 佐井村:仏ヶ浦(遊覧船での観光が人気)や、「ぬいどう食堂」で名物のウニ丼(提供時期注意)を味わう。
    • 恐山(約1時間):日本三大霊場の一つ。独特の景観と雰囲気を体験。

昼:むつ市田名部エリアの食堂

  • おすすめメニュー:むつ市内で人気の食堂を探してみましょう(例:「萬屋食堂」など)。
    • 磯ラーメン(海藻と魚介のダシが効いた地元の名物ラーメン)
    • ホタテバター焼き(陸奥湾産の肉厚ホタテ)

午後:むつから浅虫温泉へ移動

  • 所要時間:車で約1時間半〜2時間
  • 途中寄り道
    • 野辺地町「道の駅のへじ」:ホタテや郷土菓子などのお土産購入。
    • 平内町「ほたて広場」:陸奥湾のホタテ加工品や活ホタテを購入・飲食できる。

夕食:浅虫温泉「海扇閣」

  • おすすめメニュー
    • 活イカ料理(主に夏~秋の旬の時期限定。漁獲状況により提供できない場合あり。 刺身や、タイミングが合えば踊り食いも楽しめる)
    • 青森の地酒と、陸奥湾や津軽海峡で獲れた新鮮な海鮮を中心とした会席料理。
  • ポイント:陸奥湾を望む展望風呂が自慢の、歴史ある温泉宿で最後の夜を贅沢に過ごす。

アクセス:帰路

  • 浅虫温泉駅から青森駅までJR青い森鉄道で約20分
  • 青森駅(または新青森駅)から東京へは東北新幹線で約3時間〜3時間20分

【季節別おすすめ料理】

春(3〜5月)

  • イカナゴ(コウナゴ)(八戸など太平洋側):3月下旬〜4月限定の春の味覚、釜揚げなどが美味。
  • 十和田湖のヒメマス:春から初夏にかけて旬を迎え、塩焼きや刺身で。
  • トキシラズ(津軽海峡・日本海側):春〜初夏に獲れる若いサケ。脂がのって美味。

夏(6〜8月)

  • 大間のマグロ:旬は秋~冬だが、夏場も一本釣りされた新鮮な赤身が楽しめる。
  • 十三湖のシジミ:身が大きく濃厚な味わいで、夏が漁の最盛期。しじみラーメンも名物。
  • ウニ(下北半島・日本海側):種類によるが、特にムラサキウニなどは夏が最も甘みが強い旬の時期。

秋(9〜11月)

  • 八戸前沖さば:脂がのり始める秋が食べ頃。「銀鯖」とも呼ばれるブランドさば。
  • 陸奥湾のホタテ:秋から冬にかけて旨味が増し、身が大きくなる。
  • イワシ(各地):秋に脂がのるマイワシなどが旬。刺身、塩焼き、つみれ汁など。

冬(12〜2月)

  • クロソイ(日本海側・津軽海峡):冬季に脂がのる白身の高級魚。刺身、煮付け、鍋物で。
  • アンコウ(風間浦・深浦など):冬の味覚の代表格。鍋(どぶ汁)、共和えなどで。
  • ヒラメ(階上・三沢・日本海側など):冬季に旬を迎える「寒ビラメ」は高級魚として知られる。

【お土産おすすめリスト】

日持ちする海鮮物

  • いちご煮の缶詰(八戸)
  • ホタテの貝ひも、ソフト貝柱(陸奥湾)
  • メバルやカレイなどの一夜干し(日本海側など)
  • 十三湖しじみの佃煮、レトルトパック

加工品

  • イカ刺し松前漬け(函館名物だが、津軽海峡を挟んだ青森県、特に津軽地方や下北地方でもお土産として人気)
  • 八戸前沖さばの缶詰(水煮、味噌煮など。骨まで柔らかい)
  • 大間マグロのツナ缶(希少価値の高い高級品)

お酒・調味料

  • 青森の地酒(「田酒」「豊盃」「陸奥八仙」など多数)
  • いかすみ塩、ホタテ塩など海産物を使った塩
  • 魚介だしを使った醤油やだしパック

【旅のポイント&アドバイス】

移動について

  • 広範囲を効率よく巡るにはレンタカーが便利。特に下北半島は必須。
  • JR八戸駅・青森駅からは路線バスで市内の主要観光地へアクセス可能。
  • 下北半島は下北交通のバスが運行しているが、本数が少ない路線もあるため、事前に時刻表をよく確認すること。

予約推奨

  • 大間のマグロ料理店は特に人気が高く、席数も限られるため、早めの事前予約を強くおすすめします。
  • 旬の時期や週末は特に混雑するため、夕食で利用したい人気レストランや、一部の体験(例:のっけ丼のピーク時)は予約や時間の余裕を持つことを推奨。

ベストシーズン

  • 通年、四季折々の海の幸を楽しめますが、特におすすめは9〜11月。
    • 紅葉シーズンと多くの海の幸(サバ、ホタテ、マグロなど)の旬が重なります。
    • 夏の観光シーズンのピークを過ぎ、比較的気候も安定し、旅しやすい時期です。

服装

  • 海岸沿いは風が強いことが多いので、ウインドブレーカーなど防風対策ができる上着があると便利です。
  • 特に下北半島は、青森市内や八戸市内と比較して気温が低い傾向にあるため、夏でも一枚羽織るもの、春・秋・冬はしっかりとした防寒対策を準備しましょう。

地元の漁業文化を体験

  • 八戸の館鼻岸壁朝市(日曜早朝)では、多くの出店者との会話も楽しめます。
  • 大間では、マグロの水揚げや解体が行われる現場に遭遇できることもあります(不定期・見学可否は要確認)。

青森県は海の幸だけでなく、雄大な自然や歴史、独自の文化も魅力的な観光地です。このプランを参考に、あなただけの青森海鮮グルメ旅を計画してみてください。四季折々の味覚と温泉、そして地元の人々との交流を通じて、忘れられない思い出になることでしょう。

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