【2025年版】津軽海峡フェリー・クルーズ徹底比較!あなたに合う船はどれ?目的別完全ガイド

津軽海峡フェリー比較 フェリー
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青森と北海道を結ぶ津軽海峡。その船旅と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?

「ただの移動手段でしょ?」
「どの船に乗ればいいのか、違いがよくわからない…」

もしそう思っているなら、もったいない!津軽海峡の船旅は、単なる移動時間ではなく、旅のハイライトになり得る素晴らしい体験です。雄大な景色、海の幸、そして旅情あふれる時間…そのすべてが、あなたの旅をより一層豊かなものにしてくれます。

この記事では、青森の観光情報を発信する私たちが、数ある津軽海峡の船の中から**「あなたの旅の目的にピッタリな一隻」**を見つけるお手伝いをします。

さあ、あなたに合った最高の船旅を見つけに出かけましょう!

あなたの旅の目的は?クイック診断

  • とにかく快適に、車も一緒に運びたい
    津軽海峡フェリー(青森〜函館航路)
  • 最短時間で、下北半島から北海道へ渡りたい
    津軽海峡フェリー(大間〜函館航路・大函丸)
  • とにかくお得に、シンプルに渡りたい
    青函フェリー(青森〜函館)
  • 函館の街並みや夜景を海から眺めたい
    → 函館観光遊覧船へ
  • イルカやクジラに会えるかもしれない体験がしたい
    → イルカ・クジラ ウォッチングクルーズへ
  • 船の歴史や昭和の旅情に触れたい
    → メモリアルシップ八甲田丸へ
  • 「あの名曲」の世界を冬に体験したい
    → 津軽海峡・冬景色クルーズへ

第1部:本州と北海道を結ぶ「移動」の船旅

まずは、青森と北海道を移動するための主要な2つのフェリー会社を徹底比較します。あなたの旅のスタイルに合わせて選びましょう。

航路名(会社名)出発地 → 到着地所要時間(目安)車両航送船の快適性こんな人におすすめ
津軽海峡フェリー(青森⇔函館)青森 ⇔ 函館約3時間40分〜50分◎ 可能★★★★★時間をかけても快適な船旅を楽しみたい人、船内設備を重視する人
津軽海峡フェリー(大間⇔函館/大函丸)大間 ⇔ 函館約1時間30分◎ 可能★★★☆☆最短時間で渡りたい人、下北・道南エリアを観光したい人
青函フェリー青森 ⇔ 函館約3時間50分〜4時間◎ 可能★★☆☆☆運賃を抑えたい人、シンプルな船旅を求める人

① 快適性と多彩なサービスが魅力「津軽海峡フェリー」

本州と北海道を結ぶ代表的なフェリー会社です。青森〜函館と大間〜函館の2つの航路を運航しており、旅の目的に合わせて選べます。

1-1. ゆったり快適な王道ルート「青森〜函館航路」

本州と北海道を結ぶ大動脈として、多くの旅行者や物資を運ぶ大型フェリーです。青森港と函館港を結び、その安定した運航と充実した船内設備で、快適な船旅を約束してくれます。

運航情報

  • 航路: 青森港 ⇔ 函館港
  • 所要時間: 約3時間40分〜50分(便により異なる)
  • 運営会社: 津軽海峡フェリー株式会社
  • ポイント: 2025年4月にダイヤ改正が行われました。最新の時刻は公式サイトでご確認ください。

魅力と特徴

選べる客室: プライベートな個室から、リーズナブルなスタンダード席まで、予算やスタイルに合わせて選べます。愛犬と一緒に過ごせる「わんこ対応ルーム」も人気です。

充実の船内設備: レストランや売店、キッズルーム、シャワールームなどを完備。約4時間の船旅も退屈しません。

感動的なパノラマビュー: デッキから望む景色は格別。青森側の陸奥湾から、函館山が近づいてくるクライマックスまで、見どころが満載です。

1-2. 本州最北端から最短で北海道へ「大間〜函館航路(大函丸)」

本州最北端の町・大間と函館をわずか90分で結ぶ、最短航路です。「ここから北海道へ渡る」という特別感と、時間を有効に使いたいアクティブな旅行者に絶大な人気を誇ります。

運航情報

  • 航路: 大間港 ⇔ 函館港
  • 所要時間: 約1時間30分
  • 運営会社: 津軽海峡フェリー株式会社
  • ポイント: 津軽海峡の最も狭い海域を渡るため、時間を有効に使いたい旅行者に人気です。

魅力と特徴

圧倒的なスピード感: 津軽海峡の最も狭い海域を渡るため、あっという間に函館に到着します。

マグロの聖地・大間: 乗船前に大間名物の本マグロを味わうのは、この航路ならではの最高の贅沢です。

下北半島・道南観光の拠点: 下北半島の恐山や仏ヶ浦、函館側の恵山など、ディープな観光地を組み合わせたユニークな旅程が組めます。

公式サイト: 津軽海峡フェリー

② とにかくリーズナブルに渡るなら「青函フェリー」

津軽海峡フェリーと並び、青森港と函館港を結ぶもう一つの重要な選択肢が青函フェリーです。もともと貨物輸送をメインとしていますが、一般の旅客や乗用車も利用可能で、津軽海峡フェリーに比べて運賃がリーズナブルなのが最大の魅力です。

運航情報

  • 航路: 青森港 ⇔ 函館港
  • 所要時間: 約3時間50分〜4時間
  • 運営会社: 青函フェリー株式会社

魅力と特徴

経済的な運賃: とにかく移動コストを抑えたい旅行者やライダーに人気があります。

シンプルな船内: 船内設備は売店や自動販売機など最小限ですが、その分、静かで落ち着いた船旅ができます。

実用本位の旅に: 豪華さよりも実用性を重視する旅のスタイルにマッチします。

公式サイト: 青函フェリー

第2部:津軽海峡を味わい尽くす「観光」の船旅

ここからは、移動だけじゃない、津軽海峡の自然や文化そのものを楽しむための観光クルーズをご紹介します。

③ 港町の夜景とロマン「函館観光遊覧船」

函館の魅力を海の上から再発見できる観光クルーズです。特に、香港・ナポリと並び「世界三大夜景」の一つと称されることもある函館の夜景を海上から一望できるナイトクルーズは、忘れられないロマンチックな体験となるでしょう。

体験情報

  • 出発港: 函館港(複数の運航会社があります)
  • クルーズ時間: 約15分〜60分(コースによる)
  • 運航期間: 4月下旬〜11月頃(冬季運休)

魅力と特徴

感動のナイトクルーズ: 宝石のように輝く函館の街明かりを、潮風を感じながら眺める時間は格別です。陸から見る夜景とは全く違う、もう一つの絶景がここにあります。

デイクルーズも魅力的: 日中のクルーズでは、函館山や異国情緒あふれる街並み、そして津軽海峡の雄大な景色をパノラマで楽しめます。

主な運航会社

【重要な最新情報】 ※観光遊覧船「ブルームーン」は、2024年10月の機関故障のため、2025年4月26日より新しい船で運航を再開しました。定員は先代より100人増えて300人乗りとなりましたが、以前とはサービス内容が一部変更となっていますので、乗船前に公式サイトをご確認ください。

④ 野生の感動に出会う「イルカ・クジラ ウォッチングクルーズ」

津軽海峡は、実は多くのイルカやクジラたちが回遊する豊かな海。運が良ければ、彼らが悠々と泳ぐ姿やダイナミックなジャンプを間近で見られるかもしれません。

体験情報

  • 出発港: むつ市脇野沢港(夢の平成号)
  • シーズン: 主に5月〜6月頃
  • 運航期間: 期間限定での運航

魅力と特徴

イルカとの遭遇に期待: 特に初夏はカマイルカの群れに遭遇できる可能性が高く、人気を集めています。

生命の躍動: 野生のイルカたちが船のすぐそばで泳ぐ姿は、水族館では味わえない感動の体験です。

津軽海峡フェリーでも遭遇チャンス: 青森〜函館航路では、5月〜7月頃にイルカが船と並走する姿が見られることがあります。

⑤ 昭和の旅情にタイムスリップ「メモリアルシップ八甲田丸」

厳密にはクルーズではありませんが、津軽海峡の船旅の歴史を知る上で欠かせないスポットです。かつて青函連絡船として活躍した「八甲田丸」が、青森港で博物館としてその姿を残しています。

施設情報

  • 場所: 青森市・柳川緑地
  • 見学時間:
    • 4月1日〜10月31日まで 9:00〜19:00(入館受付は18:00まで)
    • 11月1日〜3月31日まで 9:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
  • 料金: 大人510円、中高生310円、小学生110円(2025年時点)

魅力と特徴

当時のままの船内: 操舵室や機関室、客室などが保存され、昭和の鉄道連絡船の雰囲気を色濃く感じられます。

歴史の証人: 青函トンネル開通前の人々の暮らしと物流を支えた、重要な交通の歴史に触れることができます。

公式サイト: 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

⑥【特別編】名曲の世界へ「津軽海峡・冬景色クルーズ」

石川さゆりさんの名曲『津軽海峡・冬景色』。あの歌の世界を実際に体験できるのが、冬の津軽海峡フェリーです。

運航情報

  • 航路: 津軽海峡フェリー(青森〜函館)
  • 時期: 冬季(12月〜2月頃)

魅力と特徴

詩情あふれる雪景色: 雪化粧した函館山や青森の山々、舞い飛ぶカモメ…。寒く厳しい、しかしどこか温かい北国の冬景色は、旅情をかき立てます。

心に響く体験: 過去には船内で津軽三味線の生演奏といったイベントが開催されたこともありました。「ごらんあれが竜飛岬北のはずれと…」口ずさみながら眺める景色は、一生の思い出になるはずです。

第3部:津軽海峡クルーズを120%楽しむためのQ&A

最後に、皆さんが気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

Q1. ベストシーズンはいつ?

A. 目的によりますが、気候が穏やかで景色も美しい5月〜10月がおすすめです。イルカウォッチングは夏、紅葉は秋、そして『津軽海峡・冬景色』の世界は冬と、四季それぞれに魅力があります。

Q2. 船酔いが心配…

A. 津軽海峡フェリーのような大型船は比較的揺れにくいですが、心配な方は酔い止め薬を持参しましょう。船内の中心部や後方の席が揺れにくいと言われています。

Q3. 持ち物で必須なものは?

A. 羽織れる上着は必須です。夏でも海上は風が冷たいことがあります。また、絶景を撮るためのカメラ、遠くの景色や野鳥を見るための双眼鏡があると、楽しさが倍増します。

Q4. 予約は必要?

A. はい、事前予約を強くおすすめします。特にゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期はすぐに満席になります。各運航会社の公式サイトから早めに予約しましょう。

Q5. 運賃の目安は?

A. 津軽海峡フェリーと青函フェリーでは料金体系が異なります。津軽海峡フェリーは快適さ重視、青函フェリーはコスト重視となっており、予算に応じて選択できます。最新の運賃は各社公式サイトでご確認ください。

まとめ:あなたの旅を輝かせる、津軽海峡の船旅へ

津軽海峡を渡る船は、単なる移動手段ではありません。
それは、旅のプロローグであり、エピローグであり、時には旅の主役にもなる、特別な体験です。

函館の夜景に感動し、イルカのジャンプに歓声をあげ、荒々しい自然に息をのむ。そして、ゆっくりと流れる時間の中で、次の目的地への期待に胸を膨らませる。

津軽海峡フェリー、青函フェリー、そして観光クルーズ…それぞれに異なる魅力があります。あなたの旅のスタイルや予算、目的に合わせて最適な船旅を選んでください。

この記事が、あなたの心に残る素晴らしい船旅のきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
さあ、次の旅は、津軽海峡を渡る船の上から始めてみませんか?

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